【弁護士コラム】増えるモンスター教師 


2017年7月2日

■増えるモンスター教師
近年、毎日のように学校の先生の問題行為がニュースになっています。その多くは、生徒に対する問題発言、体罰、わいせつ・盗撮行為などの犯罪行為。

本来であれば、家庭と一緒に子どもを育てる立場である学校の先生たちにより、子どもたちが危険にさらされています。子どもたちは大人と異なり、自衛の手段も限られており、また、一度傷ついた心の回復はそう簡単ではなく、トラウマになる生徒や児童もいます。重大ないじめ事件では、先生もいじめに加担している場合すらあります。

■その背景には?
その背景には、教師たちの研修内容にも問題があると思っています。教師になる研修においてもっとコンプライアンス教育をすべきです。教員になってからも、定期的にそういったコンプライアンスの研修を取り入れるべきでしょう。
実際に、教師たちの間違った認識を感じることはよくあります。先日、生徒髪をつかみ殴る蹴るをしたバスケの名門高校の監督が退職しましたが、これはどのような理由があれ、もはや犯罪行為です。このような行為が、生徒たちを強くするといった前近代的な認識は一刻も早く改めるべきなのです。こういった考えの教師は、思った以上にまだまだ多いといえます。

また、教師たちが抱えるストレスにも原因があると考えられます。現在の教員達は、日々残業を行い、休日もないほどの業務を抱え、さらには問題のある親の対応についても全て一人で行っている場合があります。こうして、過度に責任を負わされた教師たちが、間違った方向にストレスを発散してしまっているというのも、原因だと考えられます。

■声をあげる必要
このような教師から子どもたちを守るためには、声をあげられない生徒に代わり、親御さんたちが専門家などに相談して、学校に意見書などを提出すべきでしょう。先生と戦うとなると、どうしても復讐されるのではないか、不利益にされるのではないか、と心配される方がいらっしゃいます。しかし、弁護士を入れて本気で学校と向き合って、復讐を受けるということは滅多にないことだと考えています。昔と異なり、弁護士は身近な存在になっています。そのような弁護士を活用して、学校を変える活動も大事になります。

スクールロイヤーの必要性については、また別コラムで執筆したいと思います。

弁護士 髙橋知典

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